▌ 今さら!?「ベン・ハー」観ました
世の中ゴールデンウィークで楽しそうですが・・・。
DVDで「ベン・ハー」を観ました。チャールトン・ヘストン追悼鑑賞です。
この映画は昔、子供のときに一度見ました。当時は「メッサラ(敵役)って許せない!」と単純に思ってたんですが、今見ると「あれ?メッサラ、思ったほど悪くない・・・」と思いましたね。
紀元0年ごろの話。ユダヤの貴族であったジュダ・ベン・ハーはローマ人の司令官メッサラにより奴隷にされる。そしてガレー船を漕がされる。海戦の末に船が沈没。しかし幸運にも生還し奴隷から開放され、ローマに行ってメッサラに壮絶な馬車レースで勝利。
ベン・ハーの母と妹は地下牢に何年も閉じ込められて不治の病になっていたがイエス・キリストの処刑によって奇跡が起こり病が完治、幸福になる。
とまあ、そういう話なんですが、もっと詳しいあらすじはこちら。
この映画、そもそも「ローマ帝国のヨーロッパ支配」と「キリスト教」の二つを理解してないと、よくわからない映画です。日本人の子供にはわかりにくいですね。
子供の頃の僕はたまたまキリスト教系の幼稚園に通っていたため、「イエズスさま」が世の中の罪を背負って死んでいく、ということはなんとなく理解できました。だから今回のDVDでそこは印象が同じでした。
でも「ローマ帝国」のほうは当時まったくわかっていなかったため、今回のDVDで、「あ、なに?そんな話だったの?」と驚きました。まるで初めて見る映画でしたね。ローマ帝国の支配下で、メッサラがジュダを奴隷にするくだりが、大人には理解できても、子供には「ひどい人」にしか見えなかった。
「子供の頃と大人の今で印象どころか事実の見え方が変わる」というのはよくある話で、実はこれときどき意識的に活用しています。
たとえば「立体アニメ・家なき子」のDVD。子供の頃は「レミ」視点だったのがいま見ると完全に「ヴィタリス老人」視点になっている自分に気づきます。「レミを守ってやれないまま死んでいく無念さ」を痛感します。
ヒッチコックのシリーズも5歳くらいのときから見てたんですが、いま見るとこれまた、「あ、そういう話だったの?」てなことばかりです。ヒッチコックを5歳で見るほうがおかしいのでしょう。
NHKのTVドラマ、向田邦子の「阿修羅のごとく」なんてのも、100%大人の事情のドラマなので、同様のショックを受けます。ていうか、子供の頃なんで俺、これを見てたんだろう?
こういう新しい発見は面白いですよ。
さてゴールデンウィーク。
映画は見尽くしちゃった、とお嘆きの方はこんな変わった映画の見方もお試しください。
では。
tabira 2008/05/02(金)
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コメント
先週、相棒を観ましたが実に面白かったです
しかし、安易に他者の視点に立つことが躊躇われる内容でした
もう少し歳を食えば違った視点から観ることもできたのかもしれませんが
次観るときはもう少し歳を食って、別の視点から新たな発見をして楽しみたいですね
投稿 fA | 2008年5月 9日 (金) 23時53分
確か「ベン・ハー」ってキリスト教のストーリーだったと知人から聞きました。ユダをジュダとローマ字読みさせるところがまたいいですね。
結構、ツボにはまる気がするからタイトル見掛けたらチェックしておきます。 φ(..)
投稿 SALA | 2008年5月 7日 (水) 15時09分